クラシックが歯の痛みに効くって本当?
音楽の力が心身の健康に及ぼす影響は科学的にも検証され、その効果は様々な疾患の改善のサポートとして利用されています。
そんな中で、歯の痛みの緩和にもクラシック音楽が応用されているようです。
例えば、ある歯医者さんでは歯痛の緩和のためにBGMとしてクラシック音楽をかけているそうです。
それは、クラシック音楽のもたらす心身へのリラックス効果が、結果として歯の痛みを和らげる効果を生むことを期待してでしょう。
クラシック音楽が歯の痛みを和らげる劇的な効果の実例として、モーツァルトの音楽をかけて麻酔を使用せずに抜歯をしたという記録が、古くアメリカのボストンの歯科医のエピソードとして残されています。
これは本当に驚きですよね。
もし自宅で急に歯が痛くなったときはモーツァルトなどのクラシック音楽を聴くと応急処置としてよいかもしれませんね。
それでは、なぜクラシック音楽が歯の痛みを緩和することができるのかについて、脳科学的な見地から見てみることにしましょう。
クラシック音楽の多くは心身をリラックスさせる効果があることがわかっていますが、それはクラシック音楽を聴くことによってアルファ波が発生し人をリラックス状態に導くからです。
アルファ波が多く出ることによって鎮痛効果が現れて、結果的に歯の痛みが緩和されるというわけです。
また、アルファ波が出ている状態のときは、血流が良くなったり免疫力の向上や自律神経のバランスを整えてくれたりしますので、心身に非常に良い影響を及ぼすのです。
高周波を多く含んでいるモーツァルトの音楽は、様々なクラシック音楽の中でも特に心身の健康に与える影響が高いとして注目されています。
さらに、スイス製の本格的なオルゴールも心身への健康効果が高いとして、オルゴール療法と呼ばれるものが確立されています。
しかしながら、この手の本格的なオルゴールは高価なため、手軽に入手できるクラシック音楽CDが緊急時の歯の痛みの緩和に対応できると思います。
特に、聴いていてとっても心地がよく癒し効果の高いモーツァルトはおすすめですね。
歯の痛みのみならず心身の健康のためにも、クラシック音楽を普段から聴くようにしていると急な歯痛が起きたときにも安心ですよ。